カラーラベルプリンターで自動化|ピーラー×ロボットで印刷から貼り付けを一貫化
- Anytron Japan
- 3 日前
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カラーラベルプリンターを導入すれば、必要なラベルを現場ですぐに印刷できます。しかし、出力されたラベルを1枚ずつはがして製品に貼る作業が残っているなら、印刷以降の工程は依然として作業者の手に依存することになります。
そこで検討するべきなのが、ピーラー(自動剥離)モデルとスカラロボットの連携です。プリンターがラベルを印刷しながら台紙から自動で分離し、ロボットが剥離されたラベルを受け取って製品の指定位置に貼り付けます。ラベル印刷から貼り付けまでをひとつの工程としてつなぐことができる方式です。紹介動画を参考にしてください。
プリンターが「はがし」、ロボットが「貼る」構造
構成要素 | 役割 |
カラーラベルプリンター (ピーラーモデル) | ラベルを印刷し、台紙から自動剥離 |
PLC・上位システム | 印刷指示と装置間の動作信号を伝達 |
スカラロボット | 剥離されたラベルをピックアップし、指定位置に貼り付け |
コンベア・固定ジグ | 貼り付け対象を定められた位置へ搬送・固定 |
ポイントは、ロボットがラベルを直接はがすのではなく、プリンターが剥離された状態でラベルを準備する点です。ロボットは準備されたラベルを掴んで製品に貼り付ける動作に集中できるため、工程構成を単純化できます。

エニトロンジャパン(Anytron Japan)は、ラベルプリンターとラベルメディアを中心に提案しています。ロボット・コンベア・安全設備を含むライン全体については、設備担当者またはシステムインテグレーター(SIer)との協議が必要であり、実際の連携可否はラベル仕様とライン条件をもとに確認する必要があります。
3段階で見るカラーラベルプリンターの自動化
STEP 01|印刷指示
ソフトウェアやPLCなどの外部信号を介して印刷ジョブを送信します。製品ごとのロット番号、賞味期限、バーコードのように内容が変動するラベルも印刷データに反映できます。
STEP 02|自動印刷・剥離
プリンターがカラーラベルを印刷し、ピーラー装置がラベルを台紙から自動的に分離します。剥離されたラベルは排出部で作業者またはロボットが受け取れる状態で待機します。

STEP 03|ラベル貼り付け
剥離されたラベルは作業者が直接受け取って貼ることもでき、スカラロボットがピックアップして製品に自動貼り付けするよう構成することもできます。最初はピーラーモデルで剥離作業のみを軽減し、将来的にロボット連携を検討するという段階的な導入も可能です。

自動化で期待できる変化
反復作業の削減 — ラベルを1枚ずつはがす作業を軽減できます。
工程の連結 — 印刷・剥離・貼り付けを連続した流れとして構築できます。
貼り付け作業の標準化 — 適切なジグとロボット設定により、指定位置へ繰り返し貼り付ける工程を設計できます。
可変ラベルへの対応 — 品番・ロット・賞味期限・バーコードなど、製品ごとに異なる情報を印刷後すぐに貼り付けられます。

自動化の効果は、ラベルのサイズや素材、製品形状、要求タクトタイム、ピックアップ方式によって異なります。特に曲面や凹凸のある製品、大きく柔軟なラベルは、ロボットハンドや貼り付けジグを別途検討する必要があります。食品容器ラベルであれば食品業界向けラベルソリューション、物流ボックス・パレットラベルであれば物流業界向けラベルソリューションも合わせて参考にできます。判断が難しい条件は、オンライン相談(Zoom)にて貴社の状況に合わせたシステムを一緒に検討いたします。
導入前に確認すべき4つのポイント
オートカッター(A)とピーラー(P)の違い
Epson CW-C6020・CW-C6520シリーズは、ラベル排出方式によってオートカッターモデル(A)とピーラーモデル(P)に分類されます。
・オートカッターモデル(A): 印刷が終わったラベルを設定した単位で自動切断します。ラベルが台紙に付いた状態で排出されるため、貼り付ける際は作業者が直接ラベルをはがす必要があります。
・ピーラーモデル(P): 印刷と同時にラベルを台紙から自動分離します。剥離されたラベルが排出部で待機するため、作業者が直接受け取って貼るか、ロボットがピックアップして自動貼り付けするよう構成できます。 したがって、ラベルの印刷・切断のみが必要であればAモデル、剥離作業を減らしたい場合やロボットでの自動貼り付けまで検討するならPモデルが適しています。自動剥離が必要な場合は、型番がPMまたはPGのPモデルを選択する必要があります。
AモデルとPモデルは単なる設定の違いではなく、排出部の機械構造が異なる別モデルです。購入後にオートカッターモデルをピーラーモデルに変更することはできませんので、将来の自動貼り付け計画まで考慮して機種選定の段階で決定する必要があります。
ラベル幅と供給方式の確認
公式仕様ベースでPモデルはロール紙専用であり、ダイカットラベルの台紙幅は以下の範囲に対応します。
機種 | Pモデル対応台紙幅 | 最大印刷速度 |
CW-C6020P | 50.8〜112mm | 119mm/秒(ドラフトモード) |
CW-C6520P | 50.8〜215.9mm | 85mm/秒(8インチ幅・ドラフトモード) |
最も小さなラベルと最も大きなラベルの両方を基準に確認する必要があり、実際の
使用可否はラベル長・台紙・素材仕様まで含めて検証する必要があります。
外部信号とシステム連携の確認
両シリーズはUSB・有線LANに加え、D-SUB 25ピン外部信号インターフェースをサポートしています。ただし、PLC、センサー、ロボットとどのような信号を取り交わすかはライン全体の制御設計によって異なるため、既存設備との連携条件を事前に確認する必要があります。
ラベル素材・製品形状・タクトタイムの確認
プリンターの出力速度だけでライン速度を判断することはできません。印刷、剥離、ロボットピックアップ、貼り付け、製品搬送にかかる時間をすべて合算する必要があります。ラベルの粘着力や柔軟性、製品の平面・曲面、要求される貼り付け精度も合わせて検討する必要があります。
CW-C6020PとCW-C6520P、何が違うのですか?
CW-C6020P — 最大112mm幅。食品容器、化粧品、一般ボックスなど、比較的小さなカラーラベルに適しています。
CW-C6520P — 最大215.9mm幅。大型包装、ドラム缶、物流・産業用表示など、広いカラーラベルが必要な場合に適しています。
両機種とも最大1200×1200dpi出力と外部信号インターフェースをサポートしています。最終的な機種は、ラベルの最大幅だけでなく、素材、発行量、要求タクトタイム、設置スペースを総合的に考慮して選定する必要があります。デスクトップラベルプリンターの全ラインナップから他の機種と比較検討できます。
導入検討前のチェックリスト — これだけは事前に整理しておきましょう
以下の項目は単なる事前質問事項ではなく、自動剥離の可否、ロボット連携の難易度、予想タクトタイムを決定づける重要な条件です。
確認項目 | 確認内容 | 重要な理由 |
貼り付け対象 | 平面・曲面・凹凸、材質、製品のブレ(揺れ)の有無 | ロボットハンドと固定ジグの設計に影響 |
ラベルサイズ | 最小・最大ラベルサイズと台紙幅 | ピーラー対応範囲と機種の決定 |
ラ벨素材 | 紙・合成紙・フィルム、厚みと柔軟性 | 剥離の安定性と吸着ピックアップに影響 |
粘着条件 | 一般・強粘着・冷凍・再剥離など | 貼り付け圧力と製品表面への適合性を確認 |
供給形態 | ロール紙かどうか、ロール外径とコア(芯)サイズ | Pモデルはロール紙専用 |
発行量 | 1日・月間の出力 Tail、連続運転時間 | 消耗品交換と運用方式の算出 |
品種数 | デザイン数と切り替え頻度 | 可変印刷と作業切り替え方式の決定 |
可変情報 | ロット・期限・バーコード・シリアル番号 | 上位システムとの印刷データ連携が必要 |
目標タクトタイム | 製品1個あたりの許容処理時間 | 印刷・剥離・ピックアップ・貼り付け・搬送時間の検証 |
既存設備 | PLC・センサー・ロボット・コンベアの仕様 | 信号連携と追加設備の範囲を確認 |
設置環境 | スペース、電源、温湿度、安全カバー | 実際の配置と安全設計に影響 |
特に最小・最大ラベル幅、製品形状、目標タクトタイムは、機種やシステム構成を左右する項目であるため、最優先で確認することをお勧めします。上記の項目を整理してお問い合わせの際にお送りいただければ、検討をよりスムーズに進めることができます。
貼り付け工程の人件費削減効果はどのように計算しますか?
自動剥離・自動貼り付けの効果は現場によって異なるため、固定の削減数値よりも現在の作業時間を基準に計算する必要があります。
月間剥離作業時間 = 1日の発行量 × 1枚あたりの剥離時間 × 月間稼働日数 ÷ 3,600
例えば、1日2,000枚、1枚あたりの剥離時間3.5秒、月20日稼働と仮定すると、月間の剥離作業時間は約38.9時間となります。
項目 | 手作業方式 | ピーラーモデル導入後 |
ラベル剥離 | 作業者が1枚ずつ台紙から分離 | プリンターが印刷と同時に 自動剥離 |
ラベル受け渡し | 作業者が端を持って位置を調整 | 排出部から直接受取、 またはロボットピックアップ |
貼り付け | 作業者が直接貼り付け | 作業者の即時貼り付け、または ロボットによる自動貼り付け |
作業時間の算定 | 実測した1枚あたりの作業時間基準 | 剥離削減時間とロボット運用時間を個別に算定 |
上記の計算は剥離作業のみを単純換算した例です。実際の投資効果を検討する際は、作業者がその時間中に他の業務へ転換可能かどうか、ロボット・ジグ・安全設備の費用、メンテナンス、ラベル交換やエラー対応時間まで総合的に反映させる必要があります。
ラベル自体の印刷コスト(外注 vs 内製化)は、外注・内製化コスト比較シミュレーターに貴社の発行量を入力することで素早くご確認いただけます。
よくある質問(FAQ)
Q1. ピーラーモデルとは何ですか?
ピーラーモデルとは、ラベルを印刷しながら台紙を折り曲げることで、ラベル本体を自動的に剥離(分離)してくれるプリンターです。作業者は剥離されたラベルをすぐに受け取って貼ることができ、条件が合えばロボットによるピックアップと自動貼り付け工程へ拡張することが可能です。
Q2. 既存のラベルプリンターにロボットを追加するだけで自動貼り付けが可能ですか?
使用中のプリンターが自動剥離と外部信号連携に対応している必要があります。オートカッター専用モデルはラベルが台紙に付いた状態で排出されるため、ロボットを追加するだけで同様の構成を実現するのは困難です。現在ご使用中の機種名をお問い合わせページにてお知らせいただければ、対応可否を確認いたします。
Q3. ピーラーモデルとオートカッターモデルは導入後に変更できますか?
CW-C6020・CW-C6520シリーズは排出部の構造がモデルごとに異なっており、エプソンでは購入後にインクセット・用紙幅・排出部を変更できないと案内されています。将来的に自動剥離を計画されている場合は、機種選定の段階でPモデルをご検討いただく必要があります。
Q4. ロボットなしで自動剥離機能のみを使用することはできますか?
可能です。ピーラーモデルで剥離されたラベルを作業者が直接受け取って貼る方式でまず運用し、発行量や自動化の必要性が高まった際にロボット連携を追加検討することができます。
Q5. どのようなサイズのラベルが自動剥離できますか?
ダイカットラベルの台紙幅基準で、CW-C6020Pは50.8〜112mm、CW-C6520Pは50.8〜215.9mmに対応しています。ピーラーの最小ラベル長は12.7mmです。実際の適用可否はラベル本体のサイズだけでなく、台紙幅、素材や形状まで確認する必要があります。
Q6. ファンフォールドラベルもピーラーモデルで使用できますか?
公式仕様上、Pモデルはロール紙専用です。ファンフォールド用紙をご使用中の場合は、オートカッターモデル(Aモデル)をお選びください(※自動剥離機能はありません)。
Q7. 曲面容器や大きなラベルもロボットで貼り付けられますか?
可否は製品の曲率、ラベルのサイズと柔軟性、粘着力、ロボットハンドやジグの構造によって異なります。大きなラベルはピックアップ中のたわみや気泡・シワが発生しやすいため、実際の素材と製品で事前にテストすることをお勧めします。
Q8. PLCがなくても使用できますか?
ピーラーモデルを単独で使用し、作業者がラベルを受け取って貼る方式であれば可能です。ただし、センサー・コンベア・ロボットと印刷タイミングを自動で合わせるには、PLCまたはそれに準ずる上位制御システムの連携設計が必要です。
Q9. 自動化の前に印刷テストは必要ですか?
必要です。同じサイズのラベルであっても、素材・厚み・粘着剤やデザインによって剥離安定性、発色、バーコード読み取り性、ロボットによるピックアップ性が異なる場合があります。
まず素材別の印刷品質を確認されたい場合は、さまざまな生地とデザインで構成された無料サンプルKITをご用意しております。貴社データと候補素材で行う個別出力・剥離テストについては、お問い合わせにて別途ご案内いたします。
ラベリング自動化、実際の条件から確認してみましょう
カラーラベルプリンターを使用した自動化、はプリンター1台の仕様だけでは決定できません。ラベルが安定して剥離されるか、ロボットのピックアップに適しているか、製品形状や生産速度に合っているかを総合的に確認する必要があります。

ラベリング自動化のご相談 — ラベル仕様・製品形状・目標タクトタイムをお知らせいただければ、最適な構成を一緒に整理いたします。
無料サンプルKITのお申し込み — さまざまな生地とデザインで構成されたサンプルKITを無料でお送りいたします。
オンライン相談(Zoom)のご予約 — 画面を共有しながら、ライン構成や機種選定についてご相談いただけます。
※ロボットおよび搬送設備を含むシステム全体の構成・安全設計については、設備担当者またはシステムインテグレーターとの別途検討が必要です。
具体的な導入相談・コスト試算・印刷テスト等のご依頼は、
お気軽にエニトロンジャパンまで。
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内製化をご検討中の方や、ご興味をお持ちの中で具体的な進め方にお悩みの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。 専門の担当者が貴社の状況を伺い、最適なソリューションをご提案いたします。



