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MSDS 警告表示、GHSラベルを内製化しなければいけない理由

  • 執筆者の写真: Anytron Japan
    Anytron Japan
  • 7月3日
  • 読了時間: 7分

更新日:7月3日


化学物質を製造・取扱う事業所であれば、誰もが一度は「MSDS警告標識」「GHSラベル」の管理について悩んだことがあるのではないでしょうか。GHSラベルは、労働安全衛生法や化学物質管理法、そしてGHS基準などを考慮して管理しなければなりません。


新製品の追加、製品情報の変更、あるいは供給元(サプライヤー)情報の変更があるたびに、ラベルを修正しなければならない状況が発生します。また、化学物質管理法や関連法規に基づき、必要な情報を正確に表示しなければならないため、ラベル管理の重要性はますます高まっています。


かつては、法規ラベルや危険物ラベルの作成を外部へ委託(外注)するのが一般的でしたが、最近では自社でカラーラベルを直接印刷(内製化)する企業が急速に増えています。


しかし、それでもなお、多くの企業が依然としてMSDS警告標識やGHSラベルの外注に依存しているのが現状です。 果たして、今でも外注が最も効率的な方法だと言えるでしょうか?



MSDS警告表示とGHSラベルが重要な理由


MSDSとは「安全データシート(物質安全保健資料)」を意味し、化学物質の安全な使用と取扱いのために必要な情報をまとめた資料です。 そして、現場で真っ先に確認するものこそが、まさに「MSDS警告標識(ラベル)」です。

化学物質管理法では、化学物質の安全な取扱いと事故予防のために、さまざまな表示義務を規定しています。 特に、GHS基準に基づいて管理されるラベルには、以下のような情報が含まれます。



  • 製品名

  • 供給者情報(サプライヤー情報)

  • 危険有害性情報(有害・危険文言)

  • 注意書き(予防措置文言)

  • 信号語

  • GHS絵表示(ピクトグラム)





特にGHS絵表示(ピクトグラム)は、化学物質の危険有害性を直感的に伝える役割を果たしており、作業者の安全確保と法規制の遵守において非常に重要な要素です。赤色の枠線を含んだカラー表示が義務付けられているため、白黒印刷だけでは対応に限界があります。



外部委託(外注)によるラベル管理の限界


実際の現場では、法規制そのものよりも、ラベルの運用・管理プロセスにおいて多くの課題に直面するケースが多々あります。 かつては警告ラベルを大量に印刷して使用するのが一般的でした。 しかし、近年の製造環境は大きく変化しています。


1. 多品種少量生産への移行(製品の種類が増え、生産数量は減少)

化学品市場は、徐々に「多品種少量生産」の体制へと変化しています。 製品ごとに異なるMSDS警告ラベルが必要なだけでなく、顧客企業の要望に応じて内容が変わるケースも少なくありません。 その結果、製品ごとに異なる管理ラベルが必要となり、このような環境下では従来の大量印刷方式はかえって非効率になる場合があります。


2. ラベル内容の頻繁な修正

製品成分の変更、供給者(サプライヤー)情報の変更、包装規格の変更、顧客からの要望変更などにより、ラベル内容の修正を迫られるケースが頻繁に発生します。 そうなると、新しいラベルを再度発注しなければならず、すでに大量印刷してあった既存のラベルを使用できずに廃棄せざるを得ないケースも少なくありません。


3. 緊急出荷時の納期トラブル

急な出荷対応が求められる状況において、必要なラベルの在庫が不足していたり、外注先の製作スケジュールが合わなかったりする場合があります。 外部委託では「最低発注数量(ロット)」や「リードタイム(納期)」の制約があるため、不測の事態や緊急時に柔軟な対応をとることが困難です。



実際に弊社で取り扱う各種カラーラベルプリンターで、GHS/MSDSラベルを印刷している様子を動画でご紹介します。



動画や耐水性・耐化学性のテスト、各機種の印刷サンプルからも分かる通り、機種選びさえ間違えなければ内製化のハードルは決して高くありません。



なぜ自社印刷(内製化)を行う企業が増えているのか?


これらの課題を解決するため、近年ではカラーラベルプリンターを活用し、MSDS警告ラベルやGHSラベルを自社で直接印刷(内製化)する企業が増えています。



1. 必要な数量だけをオンデマンド印刷可能

10枚、20枚、50枚など、必要な時に必要な分だけ印刷できるため、在庫を抱えるリスクや管理負担を大幅に軽減できます。


2. 即座に修正・印刷が可能

ラベルデータを修正してその場ですぐに印刷できるため、急な生産スケジュールの変更や、緊急の出荷依頼にも柔軟に対応できます。


3. GHS絵表示をカラーで鮮明に再現

赤い枠線や危険有害性マークを鮮明に印刷できるため、視認性と安全性が向上し、各種法規制・コンプライアンスもしっかりと遵守できます。


4. 多品種少量生産に最適

製品の種類が多く、ラベルの仕様変更が頻繁にある現場ほど、自社印刷(内製化)に切り替えるメリットはさらに大きくなります。


5. 運用コストの削減

外注製作コストをはじめ、在庫の管理スペース費用、不要になったラベルの廃棄ロスを削減できるため、長期的にはトータルでの原価低減効果が期待できます。



化学物質管理法への対応、

これからはラベルの運用方法も重要です



化学物質管理法やGHS基準に基づいて正確な警告ラベルを貼付することは、今や当然の基本です。それだけでなく、ラベルは「生産性」と「コンプライアンス(法令遵守)」の双方を左右する非常に重要な管理要素であると言えます。


しかし、単に法規制をクリアするだけで満足するのではなく、日々変化する生産環境に対して「いかに効率よく柔軟に対応できるか」がますます重要になってきています。


特に、多品種少量生産、頻繁なデータ修正、突発的な緊急出荷が多い企業においては、MSDS警告ラベルやGHSラベルを「必要な時に、必要な分だけ、その場で即座にオンデマンド印刷できる体制」の構築を本格的に検討してみる必要があります。


よくある質問


化学品を扱う会社でも、GHSラベルを自社で印刷できますか?

はい、可能です。弊社で取り扱うOKI Pro1040のような産業用カラーラベルプリンターであれば、GHS絵表示のカラー表現から耐水・耐薬品性能まで、法規対応に必要な要件を満たしたラベルを自社で発行できます。

もちろんです。EPSON CW-C4020のようなコンパクトモデルであれば、省スペースかつ比較的低コストで導入でき、多品種少量のGHS/MSDSラベル発行にも十分対応できます。

両方に対応可能です。ロール形式であればOKI Pro1040EPSON CW-C4020、シート形式であればOKI C651dnw(A4サイズ)やOKI C931dn(A3サイズ・化学ドラム缶などの高耐久用途向け)でご対応しております。

なお耐水性・耐摩耗性・耐光性については、トナー方式のPro1040が最も高い耐久性を発揮しますが、EPSONのインクジェット機も耐水ラベル紙と組み合わせることで、GHS/MSDSラベル用途にご利用いただけます。

ラベルの発行頻度、印刷幅、素材(耐水性・耐薬品性の要求レベル)などによって最適な機種は異なります。まずはお問い合わせいただければ、貴社の運用状況をヒアリングした上で最適なモデルをご案内いたします。

はい。エニトロンジャパンでは全機種の無料印刷サンプルをご用意しております。お問い合わせフォームより実際のラベル素材に印刷したサンプルをご請求いただけます。

はい、可能です。月間のラベル発行数や外注リードタイムなどを入力するだけで、外注と自社印刷(内製化)のコスト差を自動計算できるシミュレーションをご用意しています。詳しくはオンライン相談にてご案内いたします。


内製化をご検討中の方や、ご興味をお持ちの中で具体的な進め方にお悩みの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。 専門の担当者が貴社の状況を伺い、最適なソリューションをご提案いたします。










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